ごあいさつ
当サイトにお越しいただきありがとうございます。当センターを運営するOWL行政書士事務所の代表の中野です。
ここでは、私が相続専門行政書士事務所を運営するうえで大切にしている想いについてご紹介いたします。
はじめに
私は2013年から千葉市で行政書士事務所を営んでおります。主な業務内容は終活などの生前対策や相続手続きをサポートすることです。
「相続」を意識したきっかけ
私が「相続」への関心を強くする出来事がありました。それは、父の他界です。
私の父は、2004年に癌で亡くなりました。当時父は56歳、私は25歳でした。
当時の私は早稲田大学法学部在学中から司法試験合格を目指し、受験勉強をしていましたが卒業後もなかなか受からずに苦労しているところでした。
択一式試験の合格を父は喜んでくれましたが、それ以上の報告をすることはできませんでした。
父の相続手続きをするにあたって、「知識」としての相続は知っていましたが、具体的にどんなところにどんな書類を提出するのかということはまったく知りませんでした。父の勤め先が紹介してくれた司法書士の先生が自宅に来て戸籍謄本などを見せながら説明をしてくれました。
父を亡くしたことでショックだったであろう母は気丈に振る舞っていましたが、心身ともに大変だったと思います。とにかくいろいろな役所に一緒についていき、手続きを手伝いました。
今になって思えば、このときに、身近な人が亡くなって困っている人に寄り添い、サポートできる人になりたい、という自分の思いが芽生えてきたのかもしれません。
司法試験から行政書士試験へ
旧司法試験制度が変更になっていく中で、私はチャンスをつかめず司法試験は断念しました。そんな中で行政書士ならば、と思い行政書士試験を受験、試験には一発で合格できました。その後、2013年に千葉市で行政書士事務所を開業しました。
「相続専門」行政書士としての想い
思えば司法試験の受験生時代から民法は大好きでめっぽう得意でした。民法は「すべての関係者の利益を考慮してバランスを取る」という視点が貫かれています。色々な立場の人を思いやり想像することが求められるのです。
学生の頃に想い描いていた道とは異なりますが、行政書士として相続・遺言のサポートをしていこう、と決意しました。
相続手続きは人生に何度も起こる出来事ではありませんし、とてもプライベートな問題なので誰にでも相談できるわけではありません。そういった人たちの悩みや不安をお聞きして解決したいと思っています。また、できれば生前のうちから亡くなった後のことについて考え対策しておくのがよいでしょう。
生前対策の最たるものが「遺言」です。法は千差万別なすべてのケースに完全に対応できるものではありません。なので「およそ一般的にみて」できる限り公平妥当な結論になるように法定相続分などを定めました。ですが、そもそも遺産はその人の財産なわけですから、どのように処分するのも本来自由です。あげたくない人にはあげなくてもいいし、えこひいきしたっていいのです。遺言を作成すれば基本的には法定相続よりも遺言の内容が優先されます。そういった意味でも、法定相続に任せずに、自分の最期は自分で決めるのが望ましいと私は考えています。
私たちが特に伝えたい遺言の役割
また、遺言を書くと得られる重要な効果がもう一つあります。
それは、死を意識することで「今」をより大切にできるということです。
「メメント・モリ」(Memento Mori)という言葉があります。これは、ラテン語で「自分がいつか必ず死ぬことを忘れるな」または「死を思え」といった意味の言葉です。この言葉は、死を意識し、自分の生き方や行動を深く見つめるように促すメッセージとして古くから使われています。
例えば、仮に「大切な人と人生においてあと10回しか会うことができない」と言われたら、どうなるでしょう?おそらく1回、1回の機会を大切にかみしめて味わうのではないかと思います。
また、がん告知を受けて余命半年と言われたとしたら、必死になって残りの人生の過ごし方を考えるはずです。
では、なぜ、それを今、健康な私たちはできないのでしょうか。
「今」という時間の価値は同じはずです。にもかかわらず、恵まれていることを忘れて、小さな悩みに時間を浪費してしまうなんて、もったいないと思いませんか?
残される大切な人たちに「伝えたいこと」を本当に伝えられているでしょうか?
いつも顔を合わせているから改めて伝えることなんてない、って言う人がいますが、本当にそれでいいのでしょうか?
本当なら直接顔を見れるうちに感謝の気持ちなどを生の言葉で伝えるのが一番です。それが難しいというのであれば、せめて想いを手紙にしたためるくらいは、してもいいんじゃないでしょうか?そんなに饒舌にならなくても、いいですから。
終わりに
遺言を書く、終活を始めるのに早すぎることはありません。
健康なうちから「人生の意味」や「残りの人生の可処分時間」を考えることが、私たちの人生の質を向上させます。
ひとりひとりが今を大切にし、主体的に生きる社会の実現に寄与する
それが私たちの事務所理念であり、遺言普及の先に想い描く未来です。
ぜひ皆さまの終活や相続のサポートをさせていただければ幸いです。
長文でしたが、お読みいただきありがとうございました。
行政書士 中野 俊英
事務所概要
運営事務所 | OWL行政書士事務所 |
代表 | 中野 俊英 |
代表所属 | 千葉県行政書士会(登録番号:第13100954号) |
所在地 | 〒260-0033 千葉市中央区春日1-1-17 シャルム春日303号室 |
電話番号 | 043-441-8358 |
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