開業10年をむかえて
当相談室を運営するOWL行政書士事務所は2013年6月1日をもって、開業から10年の節目を迎えました。
最初は実家で自宅兼事務所としてスタートしました。
開業してすぐに先輩事務所の先生からお声がけいただき、勤務行政書士として業務を学ばせていただき、
その後再独立。色々なことがありましたが、現在までなんとか生き残っている、というのが正直な気持ちです。
プライベートでは、この10年の間に、結婚して子どもが2人生まれて、家も購入しました。
行政書士になって、本当に良かったと思います。
今後は、資格にとらわれすぎずに、自分ができることを軸に、柔軟な姿勢で挑戦を続けていきたいと思っています。
相続業務のやりがい
相続や遺言は、被相続人の財産を相続人に分配する手続き、ではありますが、その相続・遺言業務に携わるということは、「人の死」にまつわるあれこれを間近で見守るということでもあります。
親族の死に悲しみ混乱するご遺族から感謝されて、少しでも安心したりホッとしたりすることの一助になれたかなと思うときは、この業務をやっていて本当に良かったと思います。
業務を積み重ねていくと、現在の年齢を問わず自分の「最期」に思いを巡らせて、自分の人生の意義を考えることの大事さに気づかされます。
時間が有限であるということを再確認する機会にもなりますし、後悔のないように生きたい、と思いを新たにします。
もっといえば、その有限な時間の中で後悔なく生きるためには、そして、その一度きりの人生をより豊かにするためには、「自分の頭で考えて、自分で決断して行動すること」こそが、これからの時代、特に大事になると思います。
私がこの業務を通じて本当にやりたいのは、家族を失って困っている方のサポートだけでなく、残りの人生を豊かに生きるための「きっかけ」を提供することなのです。
老いも若いも関係ありません。
今からでもいいので、「人生の最期」から逆算する人生設計をしてみてはいかがでしょうか?